岸和田だんじり祭(大阪府)

大阪一勇壮なお祭り

岸和田だんじり祭りは、巨大なだんじりが街中を猛スピードで走り抜けていく大阪一熱いお祭りです。
賑やかな音楽と、掛け声が鳴り響くこのお祭りは9月と10月の二回に分かれて開催され、多くの見物客で賑わいます。
歴史も300年と長く、まさに大阪を代表するお祭りといえます。

だんじり祭りは岸和田周辺の地区が9月には2地区、10月には7地区と分かれて参加します。
お祭りの期間はそれぞれ2日間です。
昼間には決められた神社、天満宮に向かいどの地区が最も早くだんじりを宮入させられるかを競う引き回し、そして夜には提灯を灯しただんじりを静かに引き回します。

猛スピードで曲がるだんじりが魅力

だんじりと呼ばれる巨大な屋台がこの祭りの主役となります。
地区ごとに豪華なだんじりが用意され、代々受け継がれていきます。
それぞれのだんじりには大阪の歴史にまつわる彫り物が施されており、その彫刻の繊細さも注目ポイントの一つになります。

古いものだと昭和初期に作られずっと使われているものもあり、地区ごとに大切に扱われていることがわかります。
お祭りの当日には、音楽にあわせて舞を踊る人や、後方でだんじりを押す人たちに指示を出す人など数人もが乗れるほど大きいだんじり。
同じ規模のだんじりを引き回すお祭りは全国各地にありますが、岸和田だんじり祭りがそれらの祭りと一線を画しているのがやりまわしと呼ばれるスピード感あふれる引き回しです。

通常だんじりを曲がらせるためには一度スピードを緩め、車輪の向きやだんじりが傾かないよう何かを挟みこみ丁寧に曲がらせる必要があります。
さらに大きく膨らんで角を曲がっていきます。
しかしやりまわしは、スピードを緩めず、しかも角を直角に曲がっていく引き回し方法です。

このやりまわしの実現のためには車輪近くの人々の巧みなコテさばきが重要となります。
この役目は非常に危険なため地区の中でもベテランがこの役割を担います。

地区ごと、そして地区同士の交流が深まる祭り

元々は穀物がたくさん収穫できるようにという祈りの意味を込めて始まったこのお祭りですが、当初は舞を見る静かなものだったそうです。
時代を超え、段々と形を変え、現在の勇壮な祭りへと変化していきました。
しかし地域の人たちが一丸となって祭りに臨む姿勢は変わっておらず、毎年子供からお年寄りまで地域の人たち全員が祭りに関わっているのが特徴的です。

このお祭りの見どころは何といっても昼の引き回しでしょう。
順位が出る争いとなるためスピード感、そして飛び交う声など大迫力の瞬間を見ることができます。
夜にもだんじりの美しい彫り物の周りで談笑を楽しむ地元の人々を見ることができ、昼とはまた違った魅力を知ることができます。
勇壮な引き回しを見にいかれてみてはいかがでしょう。