山形花笠まつり(山形県)

山形の夜を彩る赤い花笠

東北を代表する祭りとして有名な山形花笠まつり。
毎年8月初旬に3日間をかけて行われ、県外からも多くの観光客が訪れます。
実はこの花笠まつりは、元々は他のお祭りのイベントの一環として行われていた小さな規模のものでした。
市民がもっと参加できるようなお祭りにしたいという願いから独立をし、現在では山形花笠まつりとして大規模にお祭りを行うようになったのです。

また以前は全員が同じ動きを行う、静かな踊りでしたが、花笠おどりに参加する人が増え、チームが増えたことにより踊りも多彩になってきました。
現在では花笠まつりの踊り手の参加者は一万人を超えるといわれています。
チームごとの工夫を凝らした衣装も祭りを彩りますが、山形の花である紅花をあしらい、つくられた花笠がこのお祭りの主役です。

花笠の由来と意味

現在は踊りの中でも使用される花笠は、初めは菅笠に赤い紙を結びつけたものを振り回し、景気づけのために使用されていました。
このころにはまだ花笠踊りというものも存在はしておらず、現在歌われている花笠踊りの唄たちが出来上がったのも昭和時代だといわれています。
現在の唄の元になっているものは土突きうたと言われる、作業歌で、ため池工事などをする際に調子を合わせるために歌われていたものだとも言われています。

花笠踊りにはヤッショ、マカショという掛け声がありますが、この掛け声は土突き工事の際に使用されていた掛け声ともいわれているそうです。
大正時代を迎え、そんな地上での労働者たちの唄に、船乗りたちの唄などが合わさり、花笠音頭が出来上がっていきます。
民謡調に伴奏などがついたのも昭和時代だといわれており、踊りの歴史はあまり長くないですが、だからこそ今でもどんどんと新しい踊りが作られていく踊りとして発展したとも言えます。

お客さんも参加できる花笠音頭の魅力

現在踊られている花笠踊りには、正調女踊りや正調男踊りと呼ばれる踊りの他にもダイナミックな笠回しが特徴の尾花沢地方の花笠踊りなどいくつもの種類があります。
お祭り期間はそれらの踊りをパレードとして楽しめるだけではなく、観客も踊りに参加することもできます。
参加したい方はお祭りのクライマックス花笠輪踊りというタイミングを狙って参加してみるとお祭りを一層楽しめるはずです。

花笠音頭は花笠を使って踊りが進みます。
花笠はお祭り会場で買うこともできるため、花笠を購入して踊りに参加すると良いでしょう。
なかには花笠のデザインがあしらわれた花笠うちわという商品もあるようです。
裏側には花笠音頭の歌詞も書いてあるため踊りにも参加しやすく、また観光の記念にもなる優れものです。
山形の街を熱くする3日間にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。