お歳暮の歴史と由来

お歳暮の歴史を紐解いてみる

12月になると、お歳暮選びが大変という人も多いでしょう。
会社の関係者や親せき、習い事の先生など、日頃お世話になっている人にお歳暮を贈るということはよくあります。
でも、お歳暮について知らないことってけっこうあるものです。
たとえば、お歳暮の歴史、由来、マナー等は知っているようで知らないものかもしれません。

そこでまずは、お歳暮の歴史を紐解いていきます。
実は意外ですが、お歳暮のルーツは中国でした。
昔、中国は神様へのお供え物を天の神を祀る日に贈っていたのです。
その神を祀るという日は1月15日、7月15日、12月15日でそれぞれ上元、中元、下元といいました。

その中国の風習と日本の風習である先祖の霊を供養するというお盆が合わさったのが「御中元」「お歳暮」ではないかと言われています。
日本のお歳暮の歴史は室町時代に遡り、その後の江戸時代を経て、明治30年にはもう現代の形になりました。

お歳暮の由来も知っておこう

お歳暮の由来も知っておくと良いものです。
もともとお歳暮は新年に福を呼び込むため、お正月にご先祖の霊を迎えるお御霊まつりのお供え物でした。
どのようなものをお供えしていたかというと、塩サケ、ぶり、餅のように日持ちするものや年越しに使うものが喜ばれていたようです。
また、年神様のお神酒のつまみになるようなするめイカも好まれました。

分家した人、嫁いだ人等が12月31日にそのお歳暮を本家にもっていき、手渡しで贈りました。
その他にも武士の組合で組頭に、贈り物を渡すといったことがありましたし、商人等は年末に贈り物を持参してお得意先を回っていたのです。
このことから、お歳暮が広まったと言われています。
明治30年代になると、親、親戚のみならず、世話になっている人、得意先にもお歳暮を渡す習慣ができあがったのです。

お歳暮のマナーは大切

お歳暮のマナーには3つのポイントがありますので、押さえておいた方が良いです。
まず第一に「いつ」ということですが、元々は12月13日からとなっています。
しかし、最近は早まっている傾向なので遅くとも12月20日には届くようにしたほうが無難でしょう。

次のポイントは、のし紙の種類です。
使うのし紙は紅白5本(7本)、蝶結びに熨斗がついたものが良いです。
表書きは楷書体で、濃い色の墨で書きます。
水引中央の結び目の上に「御歳暮」と書き、水引中央結び目の下に自分の名前をフルネームで表書きよりやや小さめに書くと良いです。

そして、三つ目は挨拶状をいっしょに送ることです。
本来ならば、手渡しすべきものを宅配便等、他人の手を介して送っているのですから、ご挨拶くらいは書きましょう。
品物に添えて挨拶状を入れてもおくと気持ちがこもって良いものです。